地鎮祭って?①
2023/12/13 お役立ち情報
家の建築工事が着工する前に、工事の安全を祈願する儀式として昔から執り行われてきたのが「地鎮祭」です。神主を招いて行うのが一般的ですが、施主が塩をまくだけで済ませるといった簡易なものもあります。
ここでは、神主を招いて行う一般的な地鎮祭の流れや費用、注意点などを説明します。
まず地鎮祭の日程を決めます。建築における縁起のいい日に執り行うことが多いようです。暦に付される暦注の一つに十二直というものがありますが、その中の建、満、平、定、成、開といった日が建築吉日と言われます。必ずしもそれにこだわる必要はなく、希望の日程がある場合は前もって早めに建築会社の担当者や神主と打ち合わせをしておきましょう。
地鎮祭では、土地の四隅に青竹を立て、しめ縄で囲んで祭場を作ります。必要な資材は建築会社で準備されることがほとんどですが、お酒や水、塩、米、野菜、魚などのお供え物に関しては、誰が準備するのか打ち合わせが必要です。
神主への謝礼はのし袋に入れ、表書きに「玉串料」もしくは「初穂料」と書きます。金額は地域によって様々なので、神主や担当者などと相談してください。2万円から3万円が相場というところが多いようです。
その他、近隣の方へ挨拶するときに持参する粗品や、式後に宴会などをするときの費用を準備しておきましょう。宴会の代わりに1000円~3000円程度の仕出し弁当を用意し、出席者に配布することもあるようです。
施主の服装に特に決まりはありませんが、お祝いの儀式ということでフォーマルな服装で臨む人が多いようです。フォーマルと言っても結婚式で着る礼服などではなく、男性の場合、スーツやジャケットを着てネクタイを締めた格好などが定番です。
式後に近隣の方へあいさつ回りをすることが多く、カジュアルすぎる服装は避けましょう。
工事が始まると、騒音や車の出入りなどで近隣の方へ迷惑をかけてしまうことも考えられます。何か問題があった場合の窓口は建築会社になりますし、工事のスケジュールについて質問されることもあるので、あいさつ回りは施主と担当者、現場監督などが一緒に行うのが定番です。地域によっては自治会や町内会の会長にあいさつするところもあるようです。
次回は、地鎮祭の流れについてみていきます。
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