土地を購入する前に知っておきたい ーセットバックー
2023/01/30 お役立ち情報
セットバックとは、前面道路の道幅が4m未満の土地に家を建築する際に、その道路の中心線から2m後退した位置を道路境界線とし、それより奥にしか家を建築できません、という決まりです。
なぜそんな決まりがあるかというと
建築基準法には、幅員4m以上の道路に2m接している土地でないと、建築が認められない「接道義務」というものがあります。
幅員が4mあれば、緊急用車両(消防車や救急車)が通行できるからです。しかし、実際のところ4mに満たない道路はたくさんあるわけで、そういった道路でも、将来的に幅員4mにしていきましょうね、ということで、建替え等のタイミングでセットバックを行わなければならないことになっているのです。
購入を検討している土地が、そのような「セットバック要」の土地であれば、先述のように中心線から2m後退した位置までは建築ができないので、建築可能な面積が少なるくなることに注意が必要です。
もし、道路の向かい側が川や崖などの場合は、道路の反対側から4mを確保しなければいけなくなり、さらに建築可能な面積が少なくなります。
では、セットバックの対象となった土地の部分については、行政が買い上げてくれるのでしょうか?自分の土地として使用できない以上、買い上げてもらいたいところですが、現実はそうもいかないようです。
無償で寄付しますよ、といっても受け取ってもらえない可能性もあります。そこは行政に確認しなければなりません。
国土交通省では、狭あい道路整備等促進事業として地方公共団体に対して取り組みを推奨していますが、まだまだ道半ばといったところのようです。
固定資産税についても、自動的に非課税になるわけではなく、自分で非課税の申告をする必要があります。
非課税の適用を受けるには、役所が指定する書類を揃える必要があり、コストがかかる可能性があります。
このようにセットバック要の土地には、思わぬ手間や費用がかかる可能性がありますので、不動産業者など専門家によく確認の上、購入を検討しましょう。
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