人気の平屋。メリットとデメリットを考える。

2023/09/07 お役立ち情報

人気の平屋。メリットとデメリットを考える。

平屋に注目が集まっています。戸建てにおける平屋の割合は、1990年代から年々上昇傾向にありましたが、ここ数年でとくに平屋の良さがフィーチャーされ、若者世代でも平屋を希望する動きがあります。

平屋のメリット

バリアフリー

当たり前ですが、平屋には階段がありません。よって階段での転倒・転落事故の心配がなく、フロア内を移動しやすくなっています。こどもや高齢者には特に生活しやすい環境といえるでしょう。

構造が安定

建物の高さが低く、地面に接している面積が広いため、構造が安定しています。二階の荷重の影響を受けないので、倒壊リスクが低いといえます。

メンテナンス費用を抑えやすい

二階建てにくらべ、外壁や屋根などのメンテナンスに足場を大掛かりに組む必要がありません。その分、メンテナンス費用負担が軽くなります。

動線が効率的

ベランダに洗濯物を干したり、子ども部屋の様子をうかがったり。二階建てでは階段を上り下りする必要があります。また、大きな家具や荷物の搬入に一苦労。平屋では平面移動だけなので動線が効率的です。

 

平屋のデメリット

広い敷地が必要

二階建ての場合は、土地がそれほど広くなくても縦に空間をつくることで居住空間の広さを確保できます。平屋で同じ面積を作るにはその分土地が広くなければなりません。

法令では敷地に対して建物を建てられる面積の上限が決まっています。例えば建ぺい率が60%の地域の場合、40坪の土地には平屋だと24坪までしか建てられませんが、総二階の建物だと48坪まで建てることが可能です。

日当たりと通風

周囲を高い建物に囲まれると、日当たりや通風が悪くなる可能性があります。

垂直避難ができない

大雨や台風などで浸水被害に遭った場合、上の階に逃げることができません。床上浸水では家全体が水浸しになってしまいます。

 

自由度の高い注文住宅では、その土地に適した建て方ができ、デメリットを解消することができるかもしれません。注文住宅で、長く快適に暮らせる家を手に入れましょう。

 

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