アクセントクロスの選び方

2023/06/19 お役立ち情報

アクセントクロスの選び方

お部屋の壁の一部だけ、色柄の違うものを取り入れてポイントとする「アクセントクロス」が一般的になりました。個性を表現したい、メリハリを付けたいと、好きな色や柄のクロスを取り入れられる方が増えています。

今回は、アクセントクロスの選び方についてカラーコーディネートの面から考えていきましょう。

アクセントクロスはアクセントではない??

お部屋のカラーコーディネートをする場合、
ベースカラー70%
アソートカラー25%
アクセントカラー5%
の割合で色を選ぶと失敗しないといわれています。

ベースカラーは、床・壁・天井などで、白や白に近い落ち着いた色味を用いることが多いかと思います。
アソートカラーは、カーテンやソファーなど、お部屋の中で中くらいの面積を占める場所に使われます。
アクセントカラーは、小面積。例えばペンダントライトのカサの部分やソファーに置くクッションなどに使う色となります。

こちらの写真がわかりやすいのではないでしょうか。
ベースカラーが白、アソートカラーはカーテンやソファーに使われているグレーです。
これに、グリーンやアートピクチャーなどで強めの色をもってくると、それがアクセントになり、
魅力的なお部屋が出来上がるというわけです。

これを家具やカーテンがない部屋に置き換えた場合、壁の一面だけをアクセントクロスにする場合は、面積で考えるとアクセントカラーでやるべきではない、ということになります。強い鮮やかな色味をもってくると、落ち着きのない部屋になってしまう可能性があります。

私のおすすめの色味は、ベースカラーを白とすると、白と相性の良い、彩度を抑えたペールトーンかライトグレイッシュトーンです。配置する家具やカーテンの種類や色味を問わず落ち着いた雰囲気となります。

好きなものに囲まれたい!

とはいえ、これはあくまでも一般的なセオリーです。
自分の家だから好きなようにしたい!と思う方もいらっしゃいますよね。

先日、ウイリアム・モリス展に行ってきました。ウイリアム・モリスとはイギリスのアーツアンドクラフツ運動の主導者でデザイナーです。彼の作品は現在でも壁紙として大変人気があります。色味的には結構インパクトがありますね。

また、ムーミンやスヌーピーなどのキャラクターも世代を問わず人気があります。割と淡い色味で、面積が広い壁でもあまり違和感がないような商品が多く作られています。
やはり「好き」なものを取り入れて「好き」なものに囲まれて暮らす幸せは大事にしたいものです。

しかしながら、やはり個性が強すぎるのは不安、とか家族がどう思うか・・・とお考えの方は、クローゼットの中の壁などに取り入れてみてはいかがでしょう。
クローゼットを開ける度にニンマリ・・・するのも悪くないと思います。

最後に、壁紙の小さなサンプルはイメージが付きにくいものです。気になる壁紙があったら、大きめのサンプルを取り寄せることが可能です。遠慮なくご相談ください。

written by たなか

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