耐震等級って何?
2023/10/17 お役立ち情報
地震大国ニッポン。地震発生の速報が流れると思わず注目してしまいますが、震度が3以下であればさして驚くこともなくなっているのではないでしょうか。
現行の建築基準法では、一定の耐震基準が定められており、木造戸建ての耐震性は大幅に向上しています。
耐震等級とは、2000年に施行された「住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)」で定められた耐震性の判断基準で、等級1から等級3まで3段階にわけられています。
■等級1 建築基準法に適合した耐震性能を満たす水準
・数百年に一度程度の地震(震度6強から7程度)で崩壊しない。
・数十年に一度程度発生する地震(震度5程度)では住宅が損傷しない。
一見安心にみえますが、震度6強で崩壊はしないが、一定の損傷は受けるかもしれない、ということですので、損傷の程度によっては建替えが必要になる可能性はあります。
■等級2 等級1の1.25倍の地震に耐えられる性能・耐震強度の水準
「長期優良住宅」では、これ以上が認定の条件となっています。
また、災害時の避難所として指定される公共施設は、耐震等級2以上の強度をもつことが必須条件となっています。
■等級3 等級1の1.5倍の地震に耐えられる性能・耐震強度の水準
住宅性能表示制度では最も高いレベルであり、一度大きな地震を受けてもダメージが少なく、地震後も住み続けられるレベルです。
消防署や警察署は多くが耐震等級3で建設されています。
2016年の熊本地震では、等級3の住宅が2度の震度7に耐え、倒壊しませんでした。
地震保険料の割引も
住宅を新築すると火災保険と同時に地震保険にも加入する方が多いと思われます。
地震保険とは、火災保険でカバーできない地震による火災や倒壊に備える保険で、火災保険とセットで加入するものです。
地震保険も火災保険と同様に、近年相次ぐ災害により保険料が高くなっていますが、耐震等級によって割引が決められています。
耐震等級1では10%、等級2では30%、そして等級3ではなんと50%も割り引かれます。
耐震等級をどのレベルにするかは施主様の判断となります。
最近では震度6強の地震が100年に1度とはいえない頻度で起きています。地盤により地震に強い弱いはありますが、日本中どこでも起きる可能性があります。
ご家族が安心して長く住むためのマイホーム、万が一の地震にも耐えてその後も安心して住める家づくりをしていきたいものです。
#八女 #久留米 #イノウエハウジング #注文住宅 #モデルハウス #MOKKA #太田江莉奈 #高気密 #断熱 #健康住宅 #八女材 #塗壁 #耐震等級 #住宅性能評価 #品確法 #長期優良住宅 #地震保険