洗面化粧台の歴史

2023/08/18 その他

洗面化粧台の歴史

洗面化粧台といえば、多くはバスルーム前の脱衣所に設置されています。
洗面台と呼ぶこともありますが、これは昭和30年代以降に一般化したようです。
当時の洗面台は、収納キャビネットがなく洗面ボウルのみのものでした。

昭和40年代になると、住宅公団向けの収納キャビネットが付いた洗面化粧台が販売されました。

昭和40年代の中ごろ、一般家庭向けの幅広タイプが発売されます。これはイスに座って洗顔から化粧までできる、家具のようなものでした。

現在のスタイルに近い形になったのは、1985年。洗面化粧台でシャンプーができるように開発されたものです。発売当初は売れ行きが伸び悩んでいましたが、ここで洗面化粧台の歴史を変えるトレンドが生まれます。

それは「朝シャン」。女子高生を中心に、毎朝出かける前に髪を洗う朝シャンプーが大流行。それに目を付けたシャンプーメーカーも、香りを重視した商品や、忙しい朝の洗髪に便利なシャンプーとリンスが一体化した商品を売り出しました。

このブームに乗って、大容量の洗面ボウルとホースが伸びるハンドシャワー式吐水口、湯温が一定になるサーモスタット式給湯、ヘアキャッチャー付の排水口などが搭載された洗面化粧台がヒットすることになりました。

そこから洗面化粧台は、キャビネットの充実に進んでいきました。
両開きキャビネット、メディシンボックス、インテリアのような扉、高級感のある鏡面仕上げなど、選択肢が増えました。

そして現在、洗面化粧台の設備感、が薄まったように思われます。
洗面ボウルと鏡とキャビネットといった構成は変わらないのですが、より自然に室内にマッチするスタイリッシュなものが好まれているようです。
洗面化粧台という「設備」ではなく、洗面という生活行為ができる場所。
設備を選ぶ、から 空間を創る、に変化したのではないでしょうか。

 

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