旗竿地ってどうなの?

2024/05/24 お役立ち情報

旗竿地ってどうなの?

土地探しをしたことがある方であれば、「旗竿地(はたざおち)」という言葉を耳にしたことがあるかと思います。
旗のような形をした土地、つまり、道路に面している部分の幅が狭く、家の敷地になる部分が奥まっている土地のことです。

このような土地は、住宅が密集しているエリアによくみられます。大きな土地を住宅用地に分ける(分筆する)過程で生まれます。

整形地(正方形、長方形)の土地に比べると、同じ面積でも家が建てられる部分が狭くなるので、多少不人気でもある旗竿地、果たして本当に避けるべきなのでしょうか。

実は、旗竿地にも良いところがあります。最大のメリットは、整形地に比べて土地の値段が安いことでしょう。相続税などの計算のもとになる土地の評価では
・奥行がある
・間口が狭い
・不整形地
というマイナスポイントの補正率がかけられます。なので、同じ面積の整形地と比べると評価が低くなるのです。当然取引価格にも影響しますので、近隣相場より安くなることが期待できます。

ほかにも、前面道路から建物が見えにくい形状なので、プライバシーの確保にも効果的です。

旗竿地の注意点
大きな土地を分筆して分譲される住宅地であれば、旗竿地の間口が狭い部分は、駐車場としての利用を想定していることが多いのですが、既存住宅地の中には、駐車場にもできない間口の旗竿地もあります。建築基準法上、前面道路と接道する部分が2mあればよいことになっていますが、2mしかなければ、駐車スペースとして不十分です。2m無い場合は、建築が出来ない場合もあります。

旗竿地を検討する場合は、間口の幅や建築時の資材の運搬、ライフラインの引込などを確認することが大切になります。

イノウエハウジングでは、土地購入の前段階でのご相談を受けております。お気軽にご相談ください。

 

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